ウェブ進化論

Filed under: 読書 — 管理人 @ 2006/02/07 22:58:29

梅田望夫氏の『ウェブ進化論~本当の大変化はこれから始まる』が発売されました。ZDEA(というか、マルチメディア検索)に関連する文章がありました。私が特に気になった部分は以下です。

総表現社会のマルチメディア化に伴う大難問

 総表現社会を実現するための「検索エンジン×自動秩序形成システム」を考えていく上で、実は大きな難問がもう一つある。これまでの話は主にテキスト情報、つまり文章までにとどまっている。しかし、表現行為が写真、音楽、映像へとマルチメディア化していった場合の「検索エンジン×自動秩序形成システム」などまだ全く存在しない。そんな身もふたもない現実がある。

 存在しないのは技術的に難しいからである。その難しさには二つの理由がある。一つはテキスト情報と違って、マルチメディア情報を整理すること自身が難しいことだ。検索エンジンは、ネット上の情報を分類・整理するところから始まる。言葉によって整理すればいいという取っ掛かりがあり、自然言語処理技術の開発における長い歴史の果実をふんだんに使って検索エンジンは作られている。しかしマルチメディア情報をどう整理するかはそれに比べて格段に難しく、まだ決定的なブレークスルーが生まれていない。

梅田望夫著書 『ウェブ進化論~本当の大変化はこれから始まる』 P.157

総表現社会を実現するための「検索エンジン×自動秩序形成システム」について、問題は二つあり、まず受動性の高い自動秩序形成システムがないこと、次にマルチメディア対応の「検索エンジン×自動秩序形成システム」がないことが挙げられている。

前者については検索語を入力せずにニュース(速報性の高い情報)を配信するシステムとあるので、グーグル・ニュースくらい少し編集されたテクノラティ(テクノラティ・ニュース?!)といった感じだと思う。

後者については、そのままZDEAの課題であると感じた。課題は二つ指摘されていて、マルチメディア情報の整理が難しいこと、利用者の要求が厳しいこととある。

マルチメディア情報の整理について、ZDEAはマイクロコンテンツへのアクセス解析に着目していて、すでに2005年10月1日からベータ・サービスを開始している。そして利用者の要求については、テキスト情報の取捨選択には慣れているとあるように、ZDEAではマルチメディア情報をいかにテキスト情報で表現するかということを考えている。

今後、登録コンテンツの数が数万~数百万を超えたときに、ZDEAの着眼点がマルチメディア情報を整理するブレークスルーの一つとされるよう努力したい。

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